さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
会津総鎮守である会津美里町の宮川沿いに鎮座する伊佐須美神社には福島県緑の文化財に登録されている二本の名桜が存在する。 楼門近くに植栽されている「薄墨桜」は、オオシマザクラ系サトザクラのアイヅウスズミ(会津薄墨)で、香気深く八重に一重を交え白く淡墨を含んだ色が特徴。 ソメイヨシノよりも少し遅れて咲き、花が終わりに近づくと中心から紅色が濃く色づく。 明神ヶ岳からこの地に遷座された当時からの御神木であると伝わる。 何度が火災に遭うも芽吹き、「会津五桜」のひとつの数えられ、町の天然記念物に指定されている。 毎年4月29日には、この桜樹の霊をまつる花祝祭が行われ、花弁を入れた餅をついて祝う。 もう一本は社殿の旧鎮座地の高天原に立っているエドヒガンザクラで、推定樹齢300年、幹周5.2メートルの古木である。 高天原が明神ヶ岳から遷座した際の最初の鎮座地であることから、「神代桜」と呼ばれている。
毎年4月29日には、「花祝祭」が行われ、花弁を入れた餅をついて祝うそうですが、この年は寒さで開花が遅れ、4月30日に下見に行ったときは、まだつぼみでした。 そして5月6日に撮影したのですが、葉っぱの芽吹きが目立ち、撮影するには数日遅かったかなという印象です。 しかし、花の色は、一部薄紅色に変化していましたが、まだ白い花弁も多く、それほど地面に花弁が落ちていなかったので、本当に見頃過ぎかは不明です。 もしかしたら、5月になって急に温かくなったので、新芽の生長が早かっただけかもしれません。
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