さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
大沼郡会津美里町の米沢地区の田園風景のなかに立っている一本のエドヒガンザクラで、開花直後には濃紅色を呈することから、「ベニヒガンザクラ」とされている。 根周11メートル、幹周10.5メートルに及ぶ会津随一の巨樹で、県の天然記念物に指定されている。 文永十年(1273年)、この地の領主だった富塚盛勝が、江川長者の娘であった常姫(幼名千歳)が亡くなったのを悲しみ、供養の為に植えたものと伝わり、推定樹齢は700年以上の老木である。 付近には供養壇、経塚等の地名が残っている。 別名「種蒔き桜」とも呼ばれ、近隣の農家での播種の目安とされてきた。
今から四年前に撮影したのですが、改めて写真を見返してみると、まるでオオヤマザクラのような色濃いエドヒガンで、今まで撮影したなかで、これほど強い紅色を呈したものは記憶にありません。
純粋な江戸彼岸桜ではなく、色濃いタイプの大山桜との種間雑種なのかと思ってしまいますね。
ちなみに、これほど立派なのですが、「会津五桜」には含まれていません。
「新編会津風土記」が出版された1809年当時、今のように既に大枝が枯損していたのでしょうか。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。