さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
土湯温泉にある興特寺境内の聖徳太子堂の傍らに立っているシダレザクラで、福島県の緑の文化財に指定されている。 現太子堂は、享保11年(1726年)に再建され、その頃に植樹されたものと推定される。 以来、4度の大火に遭いながら、毎年花を咲かせ続け、土湯の御神木「土湯シダレ桜」として崇められている。 聖徳太子堂の縁起は以下に伝わる。 推古天皇十二年(604年)、聖徳太子が仏法興隆のため、諸国に国府寺造立の本願をもって秦河勝(はたのかわかつ)を当地に派遣された。 河勝は半身不随の難病に臥していたところ、聖徳太子が夢枕に現れ「岩代国の突き湯に霊湯あり。そこで湯治せよ。」と告げた。 河勝は、その土地を尋ねて温泉を掘り入浴したところ、日を重ねるごとに回復した。 全快の後に出立されようとしたとき、再び聖徳太子が夢枕に現れ「この地に留まって、諸人の病悩苦難を救いたまへ。」と告げられた。 河勝は、ここに一宇を建立し、聖徳太子の御尊像を祀ったという。
土湯温泉にある名桜です。 この辺りは岳温泉をはじめとした名湯が多く、福島市や二本松市などの市街地からも割と近いので、私もよく利用します。 標高が比較的高いので、福島市の名桜のなかで、ここだけ大型連休頃に見頃を迎えるようです。 かくいう私も、開花前と満開後に訪問してしまい、ピーク時を外してしまいました。
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