弁天桜

哀しき伝説

樹齢400年のエドヒガンシダレ。周囲は杉林にかこまれ、滝根町では剛叟寺の桜と双璧をなす。この桜には、この地にあった池に身を投じ、息を絶やした娘を供養するために、娘の親が植えたという哀しい伝説がある。

弁天桜

弁天桜について

撮影後記

 駐車場からしばらく歩いて行くと、その桜は姿を現わします。 背景が杉木立で、その鮮やかな色がより際立ち、ハッと息をのむほど美しかったことを覚えています。 樹形もセクシーで、なかなか素晴らしい一本桜です。
 また、記憶が薄らいできましたが、たしか周囲は湿地帯だったようなうろ覚えがあります。 もしそうならば、そこが山田の池の名残で、水の女神でもあるので弁天桜と名付けたのでしょう。

概要・歴史

推定樹齢400年、樹高10メートル、幹周3.9メートル、枝張り14.8メートルの江戸彼岸の枝垂れ桜。 滝根町では剛叟寺の桜と双璧をなし、市の天然記念物に指定されている。 この桜には「その昔、菅谷村の美しい娘が親のいいつけに従って、いやいや嫁いだが、どうしても相手の男が好きになれず逃げ戻ってきた。 しかし、親は許さず無理やり嫁ぎ先に帰そうとした。 娘は悲嘆にくれ、この地にあった山田の池に身を投じ息を絶やした。 娘の親は悔悟に耐えず、その場に桜の木を植え供養してやった。」という云い伝えがあり、今ある弁天桜がその桜である。 見頃は、例年4月下旬頃。

所在地: 福島県 田村市滝根町菅谷七曲

更新履歴

2011年1月7日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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