さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
耶麻郡猪苗代町の磐椅(いわはし)神社には二つの名桜が存在する。 「会津五桜」のひとつに数えられる「大鹿桜」は、菊咲きのサトザクラで、開花時は白色だが、次第に薄紅色に変化し、散り際に鹿の毛色に変わることから命名されたといわれる。 花の中心からおしべの変化した葉のように見えるものが出ている珍しい桜である。 村上天皇の天暦年中(947年~957年)、天皇の勅使が京都より持参し奉納したと伝わる。 現在の樹は、その子孫となる。 開花期間が長いことから「翁桜」とも呼ばれ、例年5月上旬から下旬頃まで咲き続ける。 もうひとつの名桜は、「えんむすび桜」と呼ばれる。 神社入口に立つ推定樹齢800年の右柱の鳥居杉(左柱の鳥居杉は昭和61年の台風で倒壊)に、ヤマザクラの寄生木が昭和40年頃に発見された。 杉木に桜が縁を結んだことから命名され、良縁成就を祈願する者も多い。
サトザクラ且つ標高580メートルの会津の高地にあるため、全国でも相当に遅咲きの名桜です。
4月中下旬に見頃を迎える若松の標高は200メートルそこそこですが、猪苗代湖の湖面は514mもあり、猪苗代町は意外に高所に位置しています。
訪問したのは大型連休明けの5月9日。
まだ花色も白く、咲き始めといったところでしょうか。
もう少し花弁が開いて八重らしいボリュームと、ピンクがかった頃の方が、撮影には適していますね。
山形の月山にある注連寺の七五三掛桜に似ている名桜だと感じます。
なお、「縁結びの桜」の存在は、たった今知りました。
また再訪しなくては。
ちなみに、大島桜の一種の「雨やどり」というサクラもあるそうです。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。