さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
大沼郡会津美里町の法用寺観音堂前に植えられているトラノオザクラ。 八重咲きのオオシマザクラ系サトザクラで、花に先駆けて展葉する。 呼称の「虎の尾桜」とは、オシベが旗弁化(花弁化)した姿を虎の尾に見立てる説と、東側に低く張り出した樹幹が、虎が横たわる姿にたとえる説とが存在する。 寺伝によれば、大同三年(808年)、法用寺中興の祖 法相宗の徳一(徳溢大師)が植樹し、現在の樹は三代目と伝わる。 1809年刊の「新編会津風土記」によれば、「会津五桜」のひとつと記載されている。 藩政時代には、藩主と姫君が観桜した記録が残る。 根岸中田観音像の縁起に出ている佐布川、江川長者の娘常姫と根岸地頭富塚盛勝の悲恋物語(文永10年)も、この花のもとの出会いが始めで、それが中田観音仏像鋳造の機縁ともなった。 天台宗法用寺は、養老四年(720年)、得道によって創建されたと伝わる古刹。 平安後期の木造金剛力士立像(吽形は本堂内に移祀、阿形は会津若松市の鶴ヶ城天守閣内に安置)は、国指定の重要文化財。 伽藍の三重塔や観音堂及び本尊の十一面観音像などは、県指定の重文である。
県天然記念物の名桜「米沢の千歳桜」の近くにあるサクラです。
千歳桜を朝撮りしたついでに立ち寄ったら、やはりまだ蕾でした。
八重桜なので、同時期には開花しません。
経験上、会津五桜の中では、「石部桜」と「杉の糸桜」の後、「大鹿桜」の前に咲き、「伊佐須美神社の薄墨桜」と同じころに見頃を迎えるようです。
撮影に関しては、展葉が思いのほか進行し、もう数日早く訪問したかったところです。
八重の桜は、タイミングが難しいですね。
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