さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
富士宮市上柚野の延命寺裏山墓地に立つシダレザクラの古木。 大枝の欠損が目立つ老木ではあるが、樹勢は良好である。 高台からは富士山を背景に眺めることができる。 明治44年に火災で焼失するまでは、墓地横に本堂があった。 曹洞宗延命寺は、空海が自彫の地蔵菩薩を安置したのがはじまりと伝わる。 平安時代に浄土宗に改められ、室町時代に曹洞宗に改宗した。 戦国時代には今川氏から朱印地を受け、天正10年には織田信長から禁制を与えられた。
墓地に立っているので、一般の観桜には不向きな場所ですが、富士山と一本桜を絡めて撮ることができるので、写真愛好家向けのサクラと云えるでしょう。
まだそれほど知られていない場所のようで、絶好の条件にも関わらず、他の場所で大勢見かけたカメラマンの姿は、ここでは皆無でした。
ちなみに、国道469号線の柚野と稲子を結ぶ、通称「桜峠」は、稲子へ向かう平維盛が、当寺よりついていった桜の杖が根付いたという伝承があるそうです。
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