さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
平成6年、永瀬幸一氏により発見された八重咲のヤマザクラ。 品種改良されたサトザクラではなく、自然の環境の中で変異した山桜の変種である。 伊賀市の奈良八重桜に類似しているが、葉や花柄に毛がなく、一つの花に雌しべが二本あるものが見られ、花弁が散ると柄の先に二つずつ実が並んでつく性質がある。 分類学上、京都府亀岡市に原木があるコノハナザクラ(木の花桜)と同種の特徴を呈し、世界に二本しか確認できないことから、東員町の名を冠して「トウインヤエヤマザクラ」と命名された。 桜分類学者の村田源氏の検定により学術上極めて価値の高いものと認められ、平成8年に町指定天然記念物となった。
まだ若木で、絵にならなかったので樹形がわかる写真の掲載は見送ります。
樹齢は50年ほどらしいのですが、人間で例えれば、まだ一回りくらいの雰囲気でした。
詳細な場所がわからなかったので、付近の山田溜公園を毎朝散歩している方に尋ねても、その存在を知らないとのこと。
同時期に訪れた岐阜県揖斐郡大野町の国指定天然記念物「揖斐二度ザクラ」にも似ていますが、こちらは単にヤマザクラが重弁化したものだけなので、インパクトが弱いのかもしれません。
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