さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
伊勢市の伊勢神宮外宮に隣接する豊宮崎文庫跡地に植えられている珍種のサクラである。 豊宮崎文庫主唱者で外宮権禰宜であった出口延佳邸の屋上に生えた苗を当文庫に移植したことから「オヤネザクラ」と称されたと伝わる。 また、外宮御正殿屋上に生えた苗を移植したという説も残る。 このオヤネサクラは、花は初めから白く五弁、花梗と雌しべ下部に毛があるヤマザクラの新品種として昭和3年発表され、その後絶滅したと思われていたが、昭和53年に四株が確認され、昭和61年に市天然記念物に指定された。 平成17年に新設合併されるまでは「市の木」に選定されており、現在旧豊宮崎文庫内に二株の原木が健在である。
伊勢神宮の外宮に隣接した豊宮崎文庫敷地跡に植えられている名桜です。
花が残っていることに一縷の望みをを残しました、やはり4月も中旬では葉桜状態でしたね。
お伊勢参りもせず、足早に次の目的地へ踵を返した次第です。
江戸時代初期に創設された豊宮崎文庫(伊勢神宮が運営する図書館である神宮文庫の礎)は、貝原益軒や大塩平八郎といった学者たちも訪れ、勉強会や講演会が開かれたそうです。
明治に火災で焼失しましたが、2万冊もの蔵書は難を逃れ、現在は門と築地塀が残り国の史跡に指定されています。
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