さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
安八郡神戸町(ごうどちょう)北一色の墓地入口に立つヤマザクラの古木で、町の天然記念物に指定されている。 地上1メートルで樹幹から側枝が幾重も上に向かって伸び、樹勢は旺盛である。 傍らには六地蔵と並ぶように町の重要文化財に指定されている「乳地蔵」が立っている。 古来より、出産後に母乳の出が少ない産婦が、この地蔵に祈願すれば乳が出るようになるといわれ信仰が篤い。 地域では「乳母桜」と通称され、毎年春になると母乳のように白い花を咲かせる。
純粋な山桜ではなく、他の影響を受けた花が先に咲くタイプの山桜のようで、それが幸いして、たわわに咲く乳白色の花を見るだけで、母乳の出が良くなりそうな桜です。 未確認情報ではありますが、ネット上には樹齢300年という記述も見られました。 今でこそ粉ミルクがありますが、江戸時代は、母乳が飲めなかったら、それは死を意味することから信仰が篤かったのでしょうね。
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