さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
揖斐郡池田町の毘沙門院に立つベニシダレザクラ。 推定樹齢500年、幹周3.67m、樹高10m、枝張り東西15m、南北15mと県下でも希な枝垂れ桜の大木である。 「毘沙門さんの桜」として親しまれていたが、平成8年に保存会によって、満開時に花をつけた枝が入道雲のように見えるところから、「雲上の桜」と命名された。 伝承では毘沙門天建立時この桜を植えたとされるが、推定樹齢からすると、院建立以前よりこの地に根付いていたものと考えられる。 この桜には白蛇がついていると言い伝えられてきた。 護法山毘沙門院は、元文四年(1739年)、池田野新田(池野)の開発に当たっていた宮田吉左衛門が、毘沙門天の銅像を発掘し、一宇を建て自らの菩提寺としたという。 赤坂より中山道を分かれ池野追分から杉野への渡しへ至る道は、谷汲山華厳寺へ至る古くからの巡礼街道である。 当院は、この街道沿いに少し奥まって建っている。
国の名勝及び天然記念物で、日本さくら名所100選にも選定されている霞間ケ渓公園(かまがたに)から程近い同じ池田町にある一本桜です。
この時期には「池田サクラまつり」が開催され、花見客で賑わうそうですが、この一本桜にやってくる方はほとんどいませんでした。
花色も濃く、この地域では見ごたえのあるエドヒガンシダレだと思います。
ただ、数年前の写真に比べ樹勢が減衰しているようで、樹頭の方まで栄養が届いていないようでした。
入道雲の如く樹勢が回復することを願わずにはいられません。
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