さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
日本三大桜、旧日本五大桜のひとつで、本巣市の根尾谷淡墨公園にある伝承樹齢1,500年のエドヒガンザクラ。 幹周9.9m、樹高16.0m、枝張り東西27.6m 南北25.0mで、由緒ある桜の代表的巨樹として国の天然記念物に指定されている。 江戸彼岸桜特有の咲き始めは淡紅色、満開時には白色へ、そして散り際に淡い墨色になることから「薄墨桜」と称せられる。 467年(雄略天皇11年)頃、尾張一宮の眞清田神社に生まれた男大迹王(おおとのみこ)は、皇位継承に絡み根尾村に逃れた。 生長して29歳となった男大迹王(後の継体天皇)が、都からの招きで根尾谷を去る時、檜隈高田皇子(後の宣化天皇)の産殿を焼き払い、その跡に1本の桜の苗木を御手植えされ、身代の形見にしたと根尾谷に伝わっている。 しかしながら大正時代から樹勢が衰退し始め、戦後まもなく数年以内に枯死すると判断された。 そこで岐阜の医師前田利行翁が土壌を掘り起こし、山桜の根238本を採取して根接ぎを施すると見事に樹勢が回復した。
祖母が淡墨桜を観に行って土産話を聞いたことから、小学校のときからその存在を知っていた数少ない名桜。
あの天下に名高い三春の滝桜さえも、知らなかったというのに。
それほどまでに、東海地方や近畿地方で絶大なる知名度を誇ります。
また、全国各地にある「薄墨桜」の語源ともなった名桜です。
ちなみに根尾谷の薄墨桜は、「淡墨桜」と記載します。
そんな訳で混雑を予想し、現地到着は夜がまだ白み始める前。
以外や意外、数人程度のカメラマンがいるのみで、花見客が写りこまない写真が容易く撮影できました。
さらに、そのネーミングから淡紅色の色抜けしていない状態ではなく、満開から数日経った日に狙いを定めて訪問しました。
花付きも抜群な年で、満足いく写真を撮影できました。
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