さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
鈴鹿市石薬師町にある珍しいサクラで、花は一重の五弁で白色から淡紅色、樹高は5メートルほどにしかならない。 ヤマザクラの一変種として植物学上からも珍しいことから、県の天然記念物に指定されている。 寿永年間(1182年~1183年)、蒲冠者(かばのかじゃ)と称される源範頼が、平家追討のため西へ向かう途中、石薬師寺に立ち寄り戦勝祈願をし、鞭にしていた桜の枝を地面に逆さに挿したのが、萌芽してこのサクラになったと伝わる。 そのため「石薬師の蒲ザクラ(がまざくら)」と言われ、俗に「逆桜」とも称される。
既に4月も14日で、開花情報もなかったので葉桜覚悟で来ましたが、かろうじて満開で良い意味で期待を裏切られました。
「我が願い叶いなば、汝地に生きよ!」と、サクラの枝を逆に挿して武運を占ったものが成長したという、よく耳にする逸話ですね。
蒲桜と云えば、埼玉県北本市石戸宿の国指定天然記念物「石戸蒲桜(かばざくら)」を連想します。
こちらも、源範頼の伝説に関係があり、範頼が遠江国蒲御厨(現浜松市南東部)で生まれ育ったため、あだ名が蒲冠者(かばのかじゃ)とか蒲殿(かばどの)と呼ばれます。
このサクラは、「蒲(がま)ザクラ」と発音するそうですが、この辺りでは源範頼のことを蒲冠者(がまのかじゃ)と云うのでしょうか?
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