おなみ桜

根尾谷淡墨桜の姉妹桜

男大迹王(後の継体天皇)は、皇位継承に絡み、乳母の尾並(おなみ)の子として、山県市葛原の乳児の森に隠れ住んだ。皇子がこの地を去る時に、根尾谷淡墨桜と左近桜、そしてこの「おなみ桜」を植樹したと伝わる。

おなみ桜

おなみ桜について

基本情報

呼称
尾並桜(おなみざくら)
別称
乳児の森おなみ桜
樹種
江戸彼岸桜
樹形
幹周3.1m、樹高11.9m、枝張18m - 平成3年 環境庁調査報告書。
指定
山県市指定天然記念物 - 昭和63年 旧美山町指定。
見頃
例年4月上旬から4月中旬頃
夜桜
ライトアップなし
駐車場
無料駐車場あり
所在地
岐阜県山県市葛原塩後(標高240m)
開花状況
最新の開花情報は各自治体へ問い合わせください。

概要

およそ千五百年前、尾張一宮の眞清田神社に生まれた男大迹王(おおとのみこ)は、皇位継承に絡み、乳母の尾並(おなみ)の子として根尾村に逃れ、その後に山県市葛原の森に隠れ住んだ。 尾並は乳の出が悪かったが、この森には三頭の不思議な岩石より湧き出る泉があり、その水を飲み祈願したところ、乳の出がよくなり皇子も無事生育された。 やがて皇子は京に召され、継体天皇となられたとこの地では伝わっている。 「眞清探当証」によれば、皇子がこの地を去る時に、尾張より運ばれた桜の苗木を3本植樹した。 それが根尾谷淡墨ザクラと左近の桜と、そしてこの「おなみ桜」で、根尾の淡墨桜と姉妹桜という由緒ある名桜である。 そして里人はこの森を「乳児の森」、そしてサクラを「尾並桜」といつしか呼ぶようになった。

撮影後記

 淡墨桜のある根尾谷から峠を越えた場所に乳児の森があります。 越前にも継体天皇にまつわる名桜が残されていましたが、越前にもほど近いので継体伝説があるのも頷けます。 概要に記した伝承以外にも、今から400年前、薄墨桜の苗木5本を植樹したうちの一本という言い伝えも根尾村にはあります。
 日曜日には「春のパンまつり」が開催されるそうで、公園内にチラシが貼ってありました。 おっぱいパンが名物のようで、どんなパンなのか気になるところです。

更新履歴

2018年6月6日
初版をアップロードしました。

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