さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
熊野三山のひとつ熊野那智大社には、和歌山県の天然記念物に指定されている二本の名桜が存在する。 ひとつは、本殿瑞坦際に立っているシダレザクラ。 後白河法皇お手植えとも伝えられ、室町時代の「那智山宮曼荼羅」にも描かれている。 花弁が小さく上品な姿は、上臈(女官のこと)の雰囲気を醸し出していると称えられている。 開花時期には特別拝観が行われる。 もうひとつは、社務所前に植えられているヤマザクラの名木。 藤原秀衡が熊野権現の御分霊を賜わるべく夫人と共に参詣した際に、奥州より持参した山桜を奉納されたと伝わり、「秀衡桜」と称せられている。 花は霞のようにたなびくが如く咲き誇ることから「白山桜」や「晩桜」とも呼ばれる。 開花は遅く、シダレザクラよりも数週間遅れて見頃をむかえる。
畿内から紀伊半島南部への熊野詣は時間がかかります。
おまけにこの二本は開花時期がずれているために、この二本のためだけに丸二日をかけたことになりました。
秀衡桜のときは、運悪く国道169号が土砂崩落で通行止めになってしまい、川上村から五條と十津川を経由する迂回ルートを余儀なくされました。
早朝までに着きたかったので。徹夜で走り通した始末です。
古来の熊野詣は如何ばかりの時間がかかったのだろうか。
撮影に関しては、シダレの方は撮影するためには手順があります。
初穂料を納め、お祓いをしてもらった後に、神職の方が案内してくれます。
花付きも御覧の通りで、さすがに私以外の人で拝観していた人はいませんでした。
そういうこともあり、神職の方と雑談しながら、ゆっくりと丁寧に撮影させてもらいましたよ。
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ステキなお写真で感動しました。記事にお借りしました。
ありがとうございました。