さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
高島市今津町の真言宗智山派酒波寺参道脇に直立するエドヒガンザクラ。 奈良時代に行基によって開創された古刹であることから、地元では「行基桜」と呼ばれている。 樹幹内部は空洞化で露出し、根元に祠が祀られている。 この祠からは炭が出てきたと伝わり、これは元亀三年(1573年)に織田信長と甥の信澄らの焼き打ちによって焼失した際のもので、その後再生したものといわれている。 平成15年の大雪で北側に張り出していた大枝2本が折損し、往時の半分の姿になったが、樹勢は旺盛である。 今津町内にはエドヒガンが数多く分布し、行基桜を筆頭として、平野部で樹齢10年以上の樹が135本が確認されている。
三度ほど足を運んで撮影しましたね、ここは。
最後に日が入ったので、ギャラリーは最終日の写真を掲載しています。
近江今津の他のエドヒガン名桜よりも開花が早かったようで、散り際の薄墨色となってしまっていたのは残念ではありますが。
今津には、行基桜を筆頭に150本以上のエドヒガンが自生しており、まさにエドヒガンの宝庫。
エドヒガンの保全活動に取り組む顧問の松見さんは、「鳥に種を運んでもらうために、実がおいしい。巧みな工夫は進化の過程で生まれた神仏の業。むやみに自然を壊さない気持ちを育てていきたい(読売新聞談)」とのこと。
松見さんらは、桜の大切さを訴えるため、行基桜を発着点に、町内5か所のエドヒガンの古木を巡るハイキングを毎年しているそうです。
地元の方は、参加してみてはどうでしょうか。
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