さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
宇陀市室生の大野寺境内にはシダレザクラが多数植えられ、室生の桜寺として高名である。 なかでも、山門脇と本堂前に立っているシダレザクラは樹齢300年と推定される古木で、「小糸枝垂桜」と称されている。 室生川上流の西光寺に立っている城山之桜が親木で、種が流れ着いて根付いたものとか、大宇陀の天益寺のしだれ桜の株を移植したものともいわれている。 宵になると、境内各所に灯籠が並べられ枝垂桜がライトアップされる。 宇陀川をはさんだ対岸の岸壁に線刻された弥勒磨崖仏も闇夜に浮かび上がり、境内は幽玄な雰囲気に包まれる。 真言宗室生寺派大野寺は、室生寺の西の大門に位置し、古来より室生寺の末寺とし宇陀川沿いの景勝の地に伽藍を構えてきた古刹である。 自伝によれば、役行者によって草創され、弘法大師空海が一宇を建立して慈尊院「弥勒寺」と号したが、後に地名から「大野寺」と呼ばれるようになった。
県内でも人気のお花見名所らしく、お日さまも高くなってくると、手狭な境内は人で溢れかえってきてビックリしました。 写真を撮るなら、朝に訪れるべきでしょうね、ここは。 県内近郊の人なら、あえて宵のライトアップの頃に立ち寄るのもいいかもしれません。 幽玄な空気が漂う境内で、ゆっくりと夜桜鑑賞できて、騒がしい昼間とは全然異なる雰囲気です。
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