弘川寺の隅屋桜

隅屋興市

河南町の弘川寺に植えられているシダレザクラ。南朝の忠臣であった隅屋興市が、規桜(ぶんまわしざくら)の下で討死したと伝わる。規桜は絶えたが、その場所に「すやざくら」が植樹され、今もその名を留めている。

弘川寺の隅屋桜

弘川寺の隅屋桜について

基本情報

呼称
弘川寺の隅屋桜(ひろかわでらのすやざくら)
別称
すや桜
樹種
江戸彼岸の枝垂桜
見頃
例年3月下旬から4月上旬頃
夜桜
ライトアップなし
駐車場
無料駐車場あり
所在地
大阪府南河内郡河南町弘川43(標高200m)
開花状況
最新の開花情報は各自治体へ問い合わせください。

概要

河南町の名刹弘川寺境内に植えられているシダレザクラ。 咲き始めは濃紅色で、花は一重のベニシダレ。 江戸時代に出版された「河内鑑名所記」及び「河内名所図会」には、「すや桜」「規桜(ぶんまわし)」という名称が見られる。 南朝の忠臣であった隅屋興市正高卿が、弘川寺にて奮戦され、規桜の下で討死したと記されている。 規桜は絶えたが、その場所にこの「すやざくら」が植樹され、今もその名をとどめている。 真言宗醍醐派の準別格本山である弘川寺は、665年、役小角によって創建されたと伝えられる古刹。 桜の西行法師が晩年に当寺に庵居し、この地で入寂したことでも知られる。

撮影後記

 歌聖の西行法師の終焉の地ということで、チラホラと観光客が来ていました。 殆どの人が隅屋桜を通り過ぎ、本堂裏の西行堂や墳墓へ向かいます。 さらにその上は、法師の庵があったと伝えられる場所で、桜が一帯に植えられているそうです。 東京では昨日(3月22日)に早くもソメイヨシノの満開宣言が発表され、鎌倉も満開だよって電話も来たのですが、関西はまだまだといったところ。 隅屋桜がやっと咲いている程度でした。
 ちなみに、本坊庭園の方には、日本一の老樹といわれる樹齢350年余の海棠(大阪府指定天然記念物)があります。 ソメイヨシノもこんな具合ではカイドウもまだかなと思い、拝観はしませんでした。

更新履歴

2013年6月4日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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