さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
河南町の名刹弘川寺境内に植えられているシダレザクラ。 咲き始めは濃紅色で、花は一重のベニシダレ。 江戸時代に出版された「河内鑑名所記」及び「河内名所図会」には、「すや桜」「規桜(ぶんまわし)」という名称が見られる。 南朝の忠臣であった隅屋興市正高卿が、弘川寺にて奮戦され、規桜の下で討死したと記されている。 規桜は絶えたが、その場所にこの「すやざくら」が植樹され、今もその名をとどめている。 真言宗醍醐派の準別格本山である弘川寺は、665年、役小角によって創建されたと伝えられる古刹。 桜の西行法師が晩年に当寺に庵居し、この地で入寂したことでも知られる。
歌聖の西行法師の終焉の地ということで、チラホラと観光客が来ていました。
殆どの人が隅屋桜を通り過ぎ、本堂裏の西行堂や墳墓へ向かいます。
さらにその上は、法師の庵があったと伝えられる場所で、桜が一帯に植えられているそうです。
東京では昨日(3月22日)に早くもソメイヨシノの満開宣言が発表され、鎌倉も満開だよって電話も来たのですが、関西はまだまだといったところ。
隅屋桜がやっと咲いている程度でした。
ちなみに、本坊庭園の方には、日本一の老樹といわれる樹齢350年余の海棠(大阪府指定天然記念物)があります。
ソメイヨシノもこんな具合ではカイドウもまだかなと思い、拝観はしませんでした。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。