さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
泉南市信達牧野の真言宗往生院に植えられている樹齢100年以上のエドヒガンザクラである。 住職の大叔父が根来寺に出仕し、苗を持ち帰って境内に植えたものという。 散り際になると薄墨色に呈することから、「淡墨桜」と称している。 明王山大日寺往生院は、白鳳八年(680年)に天武天皇の勅命で、法相宗開祖である道昭によって創建された古刹と伝わる。 五町四方の広大な寺領を有し、飛鳥寺様式の伽藍配置であった。 豊臣秀吉の根来寺攻めの兵火で伽藍が灰燼に帰した。 文禄の太閤検地で寺領は大幅に縮小され、浄土宗に改宗されたが、元禄四年に真言宗に復宗し、仁和寺の末寺となった。
よく覚えていないのですが、国道26号ではなく、なぜか脇道の紀州街道を南進していた際に、ふと脇見したところソメイヨシノっぽくないサクラが目に留まり立ち寄りました。
山門越しに垣間見えたのだから、ほんの一瞬の出来事です。
偶然が偶然を呼び、こういうのを偶然の賜物と云うのでしょうか。
住職さんに伺ったところ、種類はわからないが薄墨桜と呼んでいるとのことなので、「往生院の薄墨桜」と命名しときました。
花はエドヒガンっぽくないですが、樹皮を見るとエドヒガンのように見えます。
指定をうけているような名桜ではありませんが、この地方では古桜が比較的少ないので、一応掲載しときます。
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