さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
能、歌舞伎、浄瑠璃の演目「安珍・清姫伝説」で名高い天台宗道成寺に植生しているエドヒガンザクラ。 宝暦九年(1759年)、大阪難波の竹本座で安珍清姫の文楽が上演され大評判となった「日高川入相花王(いりあいざくら)」の題材となった名桜である。 古来、中国では牡丹を花の王とし、日本では桜を花の王としたことから、花王と書かれた。 現在の入相桜は二代目で、昭和初期に台風によって折れ、その根元から自生したものである。 初代の入相桜は樹齢数百年の大木で、嘉永四年(1851年)の記録では、三十三本の支柱でささえられ、本堂の縁側からその枝に短冊を吊るせたと記されている。 折損するまでは、和歌山県の天然記念物に指定されていた。
能の安珍清姫伝説しかり、歌舞伎の娘道成寺もので、鐘は鐘入りなどで大事な役割を果たします。
最近の発掘調査で、その鐘が吊るされた鐘楼が、この入相桜の場所に建っていたことがわかったそうです。
撮影に関しては、当たり年なら枝も見えないくらい咲き誇るようですが、この年は枝しか見えないといった様相でした。
この年の桜旅の経験から、樹勢衰退の裏年と考えるより、鳥の食害によるものでしょう。
澄みきった青空が無駄に恨めしい。
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