さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
吉野郡天川村坪内の来迎院境内に植えられているシダレザクラの古木である。 天川で一番早く咲き、村に春の到来を告げる。 来迎院は、かつて日本三大弁財天のひとつとされる天河大弁財天社(天河神社)の塔頭であった。 もとは天河神社奥の御所跡にあり、南朝の行宮所であったと伝えられる。 向かいの天河神社境内にもエドヒガンザクラの大木が立ち、散り際に薄墨色になることから、「薄墨桜」と称せられている。 大峯本宮天河大弁財天社の草創は、飛鳥時代、役行者の大峯開山の際に蔵王権現に先立って勧請され、最高峰である弥山の鎮守として祀られたのに始まる。 弘法大師空海は、高野山開山に先立って大峯山で修行し、最大の行場が天河神社であった。
私にとっては、内田康夫の推理小説「天河伝説殺人事件」の印象が強い天川村。 開花状況もわからぬまま訪村しましたが、ちょうど今が見頃でした。 こういう開花時期がズレた僻地のサクラは、時間を無駄にしないためにも、出来るなら一発で仕留めたいものです。 花付きはイマイチでしたが、これで良しとしましょう。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。