さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
甲賀市信楽町の畑(はた)地区に立っているシダレザクラの古木で、市の天然記念物に指定されている。 織田信長の焼き討ちで焼失した深堂山遍照院西光寺が、この深堂の郷に再建され記念植樹されたとも、徳川家康が江戸と京都を行き来する折、刺客を避けるために伊賀から、多羅尾、小川、柞原、そして畑を通り、田上不動寺を越えて瀬田から京都への古道(徳川家康隠密街道)を往来したといわれ、この畑で休憩された所に桜を植えられたとも伝わる。 さらに、平家滅亡の折、身寄りの人達が都落ちの際に、京の都をしのぶために桜を持ち帰り植えられたという説もあり、「都しだれ」とも称される。 近世から四世紀以上も美しい花を咲かせ、この小高い丘の上より深堂の郷を見守り続けているのである。 以前は竹やぶの中にひっそりとある存在であったが、昭和63年に保存会を設立し、樹勢回復治療や保護活動など地域区民全員で取り組んだ結果、今や開花期間には、15,000人もの花見客が訪れる県下随一の名桜となった。
私の知る限り、滋賀県の一本桜では最も人気があるサクラです。 グーグルのストリートビューでも、わざわざ桜の開花期間に撮影に来たらしく、その様子が克明に記録されていました。 おおよその雰囲気がバーチャル体験できるかと思いますので、興味のある方は、基本情報の所在地の欄のリンクからどうぞ。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。