さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
五條市の樫辻町集会所に一本のシダレザクラの古木が立っている。 鶴谷氏の先祖善臣が、15歳の元服を記念して植えたと伝わる。 かつてここに浄土真宗の専崇寺があり、東側のお堂が寺小屋として使われていた。 その後、樫辻分教場となり、明治31年に賀名生北曽木小学校に委託となって分教場は廃止となった。 昭和26年に寺院は火災で焼失してしまった。 樫辻には美しい娘であった乙姫伝承があり、乙姫渕という地名が残っている。 この艶美なしだれ桜は、その伝承から「女姫桜」と命名されている。
賀名生梅林の山向こうにある山上の小集落の集会所にある一本桜です。 阪合部郷の紹介ウェブページによれば、その昔、若乃亟乙姫という美しい娘が渕の上に住んでいて、乙姫渕から龍王の滝まで川に水垢が出来なかったと。 昔の人は恐れて、わざわざ急な坂道を上って樫辻を経由して五條方面に行ったそうです。 また幕府の命を受けた紀州の軍勢が天誅組を討つために、鎧の音を響かせて賀名生に行った話も、子供のわらべ歌に残っているそうです。
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