さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
宇陀市大宇陀区の天益寺本堂前に植えられているシダレザクラで、大宇陀の町並みを見下ろすよう高台に立っている。 推定樹齢は350年で、西隣地区の本郷の又兵衛桜とは同時代の古木である。 室生大野寺の小糸枝垂桜は、この株を移植したものともいわれている。 高野山真言宗天益寺の創建は正和二年(1313年)と伝えられ、向かいに鎮座する阿紀神社の神宮寺であった。 宇陀松山藩第三代藩主であった織田長頼が眼病平癒祈願で参籠したといわれる。 平成11年に不審火により本堂、大威徳堂、倉庫の三棟並びに本尊の薬師如来立像が焼失し、現在復興中である。
関西屈指の名桜である又兵衛桜から徒歩圏内にあるシダレザクラです。 十数年前に不審火で以前の伽藍は焼失してしまいましたが、このサクラは免れて類焼の痕跡はほとんど見当たりません。 焼失前の写真を見ると、茅葺き屋根の本堂と相俟って実に絵になる景趣だったのですが、残念です。 開花時期もほぼ同じなので、又兵衛桜を堪能した後に、はしごしてみてもいいでしょう。
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