一心行の大桜

九州一の大桜

雄大な阿蘇を背景に田園の中に立つ樹齢400年の山桜。戦いに敗れ故郷に帰った妻子が桜の苗木を植え、一族の御霊を弔うため一心に行を修めた故事から一心行の桜と呼ばれる。九州一の大桜として知られる。

一心行の大桜

一心行の大桜について

撮影後記

 一心行の大桜は、今回の九州桜旅の主役。 ギャラリーに掲載した「三度目の正直」を撮るため、この地に寝泊まりして計3日要しましたが、それでもその甲斐がありました。 二日目と三日目には季節外れの寒気が日本列島に入って、九州といえども阿蘇も冠雪し非常に寒かったことを覚えています。
 さすがに名桜ということもあって、周辺道路は24時間体制の警備を敷いていましたが、カメラマンの数は、福島の三春の滝桜や岡山の醍醐桜に比べれば比べようもないほど少なく、非常に撮りやすかったです。 ちょっと昔の写真集では、桜の周りになにもなく、まさに田園風景の中にぽつんと立つ一本桜というイメージでしたが、現在は周囲に柵やらパターゴルフやら露店ができてしまって、雰囲気としてはいまいちな一本桜でした。

歴史・概要

雄大な阿蘇の田園風景の中に立つ一本桜。樹齢約400年、幹廻り約7.3m、高さ約14mの山桜。 1580年、島津氏との戦いで矢崎城に散った峯伯耆守惟冬の菩提樹とされる。 一心行の桜と言う名は、故郷に帰った妻子が戦いに散った城主と家臣たちの御霊を弔うために桜の苗木を植え、一族の御霊を弔うため一心に行を修めた故事から名づけられた。 昭和初期の落雷により幹が6本に裂けたため、ドーム型に広がる美しい形となった。 しかし、2004年の台風の被災で枝が折れ、現在はM字型となっている。 現在、惟冬の直系の子孫や地域の住民により墓地と共にこの大桜は大切に守られている。

所在地: 熊本県 阿蘇郡南阿蘇村中松3240

更新履歴

2010年8月15日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

一心行の大桜紀行のコメント

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