さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
厚岸郡厚岸町にある蝦夷三官寺のひとつ国泰寺に植生しているエゾヤマザクラで、町の天然記念物に指定されている。 天保元年(1830年)、国泰寺五世の代に本堂と庫裡を修復する際、アッケシ場所請負人の山田文右衛門が、奥州石巻から移植したと伝わる老樹である。 文久三年(1863年)、九世晦厳玄育の日記に満開の桜の下で漢詩を詠んで風流を楽しんだことが記載され、古くから花見が行われていたことが裏付けられる。
現地の解説板には「長い枝を四方に張出しており、その優美な姿から北海道の銘木にも選ばれています。」と記載されていました。 現在は「老桜樹」というネーミングが相応しい哀れな容姿ですが、銘木に選ばれた往時は違った意味の「老桜樹」だったのでしょう。
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