さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
松前郡松前町の松前城天神坂門の横に立っているサクラで、光善寺の血脈桜、龍雲院の蝦夷霞桜と共に「松前三大桜」のひとつ。 ソメイヨシノとサトザクラの南殿(なでん)が一株から育っている。 昭和初期に松前の桜守・鎌倉兼助氏が、染井吉野を台木に南殿を接ぎ木したもので、成長が早かったために切るのが惜しく、染井吉野の方も伸ばすこととなった。 1本の木に寄り添うように咲く紅白の桜が、夫婦が長い年月を共に支えあいながら風雪に耐えて生きてきたように見えることから、平成19年に「夫婦桜」と命名された。
その昔、北海道のラベンダー畑で「60歳のラブレター」という映画のクライマックスシーン撮影に遭遇したことがあります。 熟年夫婦が、口に出しては言えない互いへの感謝の言葉を、1枚のハガキに綴って応募する企画をベースとした映画です。 このサクラも数年前から「夫婦の手紙コンクール」が実施されて、入賞した恋文などを一冊の本「恋するさくら」にまとめて出版されています。 遠慮がちに腰を曲げている夫ですが、台木なので本当は妻のことを養っているのかな。
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