さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
屈斜路湖の南湖畔にある鈴木農場にはエゾヤマザクラの古木が数本自立している。 この場所は、明治39年に屈斜路簡易教育所(現在の和琴小学校)が開設された開学の地であり、屈斜路地区開基の地でもある。 木材の恩恵によって、道内でも屈指のアイヌコタン集落が形成されていたという。 大正6年、コタンで造材事業を行っていた黒瀧初太郎氏が、部落民と協力して大山神を祀る社(和琴半島に遷座した現在の屈斜路神社)をこの場所に創建した。 地元の古老は、境内には多くのサクラが立ち並び、それは見事に咲き誇っていたという。 現在見られる古木は、学校または神社の名残の桜と考えられる。
屈斜路湖を眺められる無料の露天風呂があるコタン温泉の向かいにあります。
農場の方は、昭和18年に茨城県から美幌に移住し、美幌峠を越えて日当たりが良いこの地に落ち着いたとのことです。
コタンとはアイヌ民族の小集落のこと。
シコタン島やシャコタン半島など、現在でも地名に残っている場所は道内に数多く見うけられます。
木材の衰退や世俗化と共に、コタンもいつしか消滅しました。
付近にはコタンアイヌ民俗資料館もあるようですが、見学したことはありません。
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