さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
庄原市東城町小奴可要害の高台に立っているエドヒガンザクラで、「東城三本さくら」のひとつ。 根周6.5m、幹周5.7m、樹高18m、枝張り東西23.3m、南北19.8mの広島県下第二位の巨桜である。 此の地は平安時代に築城された山城である亀山城跡で、地元では「要害桜」と呼ばれている。 今から270年前(伝承520年前)に城山(亀山城)の跡地に植樹され、村人の手厚い保護でこのような巨樹へと成長した。 この花が咲くと苗代を作る目安とされ、「苗代桜」としても親しまれ、巨樹としてだけでな、古来から人々との生活に関わってきたことも学術上貴重で、県の天然記念物に指定されている。 亀山城は平安時代末期に、奴可入道西寂の居城であったと伝わるが定かではない。 戦国時代の永正から慶長年間までは小奴可宮氏の居城で、このうち隆盛は尼子氏に味方し毛利勢と戦い戦死するが、その子盛常は許しを得て毛利氏の家臣となった。
「東城三本桜」のひとつで、広島県第二位のサクラの巨樹です。 総領町の下領家のエドヒガンが公式データ上(根周7.81m、幹周6.67m)で第一位なのですが、樹勢が衰退した老樹なので、実質的には要害桜がナンバーワンと云っても過言ではないでしょう。 棚田の一枚にはサービスで水を張ってくれて、水田に映る夜桜も楽しめるようでした。 天候には恵まれたのですが、この年は花付きがイマイチだったのが心残りではありますね。
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