さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
廿日市市佐伯地域の虫所山の大虫集落に立っているシダレザクラ。 観音堂の傍らに立ち、樹幹内部に空洞化が見られ樹高こそないものの、樹勢は旺盛で側枝が張り出している。 観音堂に安置されている観音像の光背に元禄十三年(1700年)二月の銘があることから、その頃に植樹されたものと考えられ、推定樹齢は300年といわれる。 市内でも有数の老樹であることから市の天然記念物に指定されている銘木である。 開花期間には「大虫さくらまつり」が開催され、フードバザー、劇、写真教室、古民家カフェでコンサートなどが催される。
林業などが栄えていた昔は150人ほどが住んでいたそうですが、現在は7人しか暮らしていない山奥の里でした。 しかしながら、アクセス道路には幟が立ち、仮設トイレまで設置してあって、住民の「さくらまつり」に対する熱意が伝わってきます。 たった一本のサクラの存在が、集落の柱や輪となり、他地域の住民や昔住んでいた住民との交流を演出するのですね。
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