月訪の桜

大伴家持

黒部市宇奈月町浦山の鶏野神社境内に立つエドヒガン。大伴家持が、「鶏の音も 聞こえぬ里に 夜もすがら 月よりほかに 訪う人もなし」と詠み、植えられたものと伝わる。昭和7年の台風で倒木し、現在はその二代目。

月訪の桜

月訪の桜について

基本情報

呼称
月訪の桜(つきといのさくら)
樹種
江戸彼岸桜
樹齢
推定 続数百年(現二代目は約80年) - 現地石碑。
樹形
幹周4.0m、樹高8m、枝張5m - 平成3年 環境庁調査報告書。
指定
市天然記念物 - 昭和36年 旧宇奈月町指定。
見頃
例年4月上旬から4月中旬頃
夜桜
ライトアップなし
駐車場
無料駐車場あり
所在地
富山県黒部市宇奈月町浦山1958(標高110m)
開花状況
最新の開花情報は各自治体へ問い合わせください。

概要

黒部市宇奈月町浦山の鶏野神社境内に立つエドヒガンで、市の天然記念物に指定されている。 越中国司であった大伴家持が、領内巡視の折にこの地で夜を明かし、「鶏の音も 聞こえぬ里に 夜もすがら 月よりほかに 訪う人もなし」と詠み、植えられたものと伝わる。 かつては幹周7メートル、樹高20メートルの巨樹であったといわれるが、昭和7年9月の台風で倒木し、現在はそのひこばえが成長している。

撮影後記

 ネーミングがなかなか風流な一本桜ですね。 夜明け前、北アルプスから昇る有明の月と共に狙ってみても、風流かもしれません。 大伴家持がこの社で夜を明かし、翌朝早く羽音とともに鶏の鳴き声が聞こえてきたことから鶏野神社との縁起が石碑に陰刻されていました。 ちなみに、「月」がある宇奈月の語源は、首を前後に振る「うなずく」からというのが有力とか。

更新履歴

2014年7月30日
初版をアップロードしました。
2014年8月5日
登録カテゴリを中部から北陸に移動しました。

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