さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
阿賀野市京ヶ瀬地域の浄土真宗梅護寺境外にあるジュズカケザクラ(サトザクラの変種)。 濃紅色菊咲きの花弁は約80枚あり、花序が数珠のようにうつむいて垂れ下がっている。 植物学上きわめて珍しく、八重桜の中でも特別に美しい品種で、国の天然記念物に指定されている。 「珠数掛桜」は、親鸞聖人越後配流での霊験「越後七不思議」に数えられている。 親鸞聖人が念仏布教のため小島の里(梅護寺付近)にこもられ、出立の際に手に持っていた数珠を桜に掛けて「私の教えに誤りがなければ、この桜は数珠のようになるだろう。」といわれた。 不思議なことに、この桜の花は紅色で数珠のようになったと言い伝えられている。
数年前に「ならたけ病」が進行したそうで、樹勢回復治療を施したのですが、指定木の親木は開花は望めない状況で、枯死が確認されるまで寿命を全うさせるとのことでした。
親木の周囲に後継樹がいくつか植えられ、みな花をたわわに咲かせていました。
撮影が一昨年だったので、親木の現在の状況はどうなっているのでしょうか。
ちなみに梅護寺には、もうひとつの親鸞の「越後七不思議」が存在します。
1つの花から8つの房から実をつける「八房の梅」があるそうです。
花は珠数掛桜が咲く前に、実は珠数掛桜が散ってから結実します。
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