松月寺の大桜

国指定天然記念物

金沢市寺町の松月寺には、大通りに面する塀を突き破る格好で張り出しているヤマザクラの一変種があり、国の天然記念物に指定されている。加賀藩第三代の前田利常公から拝受したものと伝わり、樹齢は400年に達する。

松月寺の大桜

松月寺の大桜について

基本情報

名称
松月寺のサクラ(しょうげつじのさくら)
別称
松月寺の大桜、松月寺の御殿桜
樹種
松月桜 - 山桜と大島桜の一変種。
樹齢
推定400年前後 - 松月寺案内パンフレット。
樹形
根周6m、樹高14m - 松月寺案内パンフレット。
枝張20m - 金沢市ウェブサイト。
幹周7.62m、樹高15m - 昭和18年 日本国文部省。
幹周7.81m、樹高8m、枝張10m - 平成3年 環境庁調査報告書。
指定
国天然記念物 - 昭和18年 日本国文部省指定。
見頃
例年4月中旬頃
夜桜
ライトアップあり
駐車場
無料駐車場あり
所在地
石川県金沢市寺町5丁目5-22(海抜35m)
開花状況
最新の開花情報は各自治体へ問い合わせください。

概要

金沢市寺町にある曹洞宗松月寺には、大通りに面する塀を突き破る格好で張り出している推定樹齢400年のサクラがある。 昭和18年当時、幹周7.62メートルにも達する大桜であったことから、国の天然記念物に指定された。 ヤマザクラ・オオシマザクラ系の一品種で、学名を「ショウゲツザクラ」という。 慶安元年(1648年)、小松城主であった前田利常公(加賀藩第三代藩主)の金沢入城を記念して、当寺二世の至岸が交流のあった利常公から拝受し、境内の南庭に移植したと伝わる。 小松城内にあったことから、「御殿桜」とも称された。

撮影後記

 撮影していると、お寺の方が寺院紹介パンフレットを持ってきてくれ、いろいろ興味深いお話を聞くことができました。 藩政期には藩主の行列であっても、この樹下を通る際には槍を伏せて通行したほどに尊重された桜だそうです。
 撮影に関しては、大通り側から撮影すると、電線が横切っていますが、間もなく地下に埋設されるとのこと。 まだ最盛期には少し早かったのですが、電線が無くなってから再訪しようかと思い、この年は辞しました。

更新履歴

2014年8月18日
初版をアップロードしました。

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