さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
気多大社神門脇の石垣の上に植生しているヤマザクラ系のキクザクラで、県の天然記念物に指定されている菊桜の名木。 数十年前に枯死した古株から生じた傍芽による5幹が伸びている。 花は白色の一段咲き、稀に二段咲きする。 花径は本誓寺のアギシコギクザクラの平均3.5cmに比し、2.3~3.0cmと小さい。 がく片5枚の内側に互生して内がくがあり、花員(花葉員数)は80枚~220枚(花弁50枚~160枚、雄ずい90枚~30枚、雌ずい3枚~12枚で一部葉化の傾向あり)ある。 弁数の多いものは花托の隆起がみられ、完全果を2~6個ほど結実する。
日本で見られる菊咲き品種は、おもにオオシマザクラ系のサトザクラの栽培品種が多いのですが、能登半島ではヤマザクラ系の菊咲き品種が多いのが特徴です。
なかでもここのキクザクラは、咲き始めから白色で珍しいです。
ヤマザクラの血が濃いんでしょうかね。
なお、気多大社の境内地図に「タブ桜」というのが記載されていたので探してみましたが、見つかりませんでした。
神職の方に尋ねたら、タブノキとの寄木で、数年前の台風だったかで倒木してしまったとのことです。(記憶が曖昧です。)
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