さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
南魚沼市浦佐の真言宗豊山派千手院に植栽されている推定樹齢200年ともいわれるシダレザクラ。 樹勢は旺盛であり、咲き始めには濃紅色の花色を呈し、きわめて艶美である。 毎冬3m前後の積雪を記録する特別豪雪地帯にあって、支柱を介さず自立している。 県下有数の豪雪地帯である魚沼地方では、貴重なシダレザクラの大木である。 春の一晩、境内の池にライトアップされた底なしのしだれ桜が出現する。 澄みきった雪解け水に、水鏡となった日にだけ現れる密教浄土のような姿を、「深淵のしだれ桜」と称している。
魚沼地方は、よく東北からの桜旅の帰路に下道をトコトコと通るのですが、遠くの残雪の山々と新緑、そして水田の早苗が美しくて、後ろ髪をひかれながら通り抜けてしまいます。 今回は、はじめて桜旅での往路にあたり、例年とは少し早い時期で、まだあちらこちらの田圃には根雪が残っていました。 ベニシダレのような鮮やかな桜花が、抜けるような青空に映えて、目を閉じれば今でもあの雰囲気が蘇ってくるようです。 とても気持ちよく撮影できました。 どうもありがとうございます。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。