さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
花筐公園の三里山行司ヶ岳山頂に近い皇谷の地に立つエドヒガンで、福井県の天然記念物に指定されている古木。 室町時代、世阿弥作とされる謡曲「花筐」にうたわれている名桜である。 伝承によれば、当地に寓居のあった大迹皇子(後の継体天皇)は桜をことのほか愛でていたが、即位のためこの地を去るにあたって形見として残されたものと伝わる。 皇子在郷のとき花は淡紅色であったが、都へ上った後は御縁が遠くなったせいか次第に薄墨色となり、里人は筐(かたみ)の花「薄墨桜」と呼ぶようになったという。 文亀二年(1503年)、俗風に染まるのを畏れて、右野盛重はよって現在地の皇谷に移植され、継体天皇由縁の地として名勝を今に伝えている。
花筐公園の琴弾山展望台から山道を登ること15分ほど、山の斜面に根を張っていました。 県は生育環境を整備するために1200万円をかけて、斜面の改修を行ったそうです。 が、その2年後に大枝が無残にもボキっと逝ってしまいました。 天寿を全うしたのか、はたまた改修の影響なのか、知る由もありません。
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