さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
国の特別名勝で桜の名所である兼六園には、「旭桜」という名桜が存在する。 曲水にかかる木橋「雁行橋」のたもとに植生する山桜の一品種である。 初代の桜は、樹齢500年の大木で、「大桜」と称せられ、徽軫灯篭(ことじとうろう)が兼六園のシンボルとなるまで、日本庭園の象徴であったという。 藩政時代、竹沢御殿を取り壊しながら庭園作庭にあたっていた13代藩主の前田斉泰公が、長町にある重臣の村井家の庭から取り寄せたものと伝わる。 しかしながら昭和初期に枯死してしい、現木は根元から傍芽したひこばえが成長した2代目である。
日本三名園に数えられる兼六園には、さまざまな種類のサクラが植樹され、早咲き・中咲き・遅咲きと長期間に渡って楽しめます。
この旭桜は、ソメイヨシノとキクザクラの間の中咲きの桜で、名桜・兼六園熊谷とほぼ同時期に見頃をむかえます。
初代が枯死した直接の原因は、西南戦争の戦勝記念行事で、サクラに幌を掛けて巨大な象に見立て、祝賀のシンボルにしたためとか。
踏圧の影響とか、枝が折れて病害虫が侵入したとかで樹勢が衰退したんでしょうかね、謎です。
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