日本の国立公園紀行
Photo Gallery of National Parks in Japan
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日本の国立公園紀行
Photo Gallery of National Parks in Japan
深夜の除雪していない峠も、地吹雪で雪だまりが連続する道も、撮影のために走りますが、ここサロマ湖で経験した吹雪はハンパないです。
オホーツク国道のサロマ湖岸に設けられた駐車スペースで仮眠していたところ、起きたら真っ白で車の片側が雪に埋もれてました。
これはマズイと思い、脱出するためスコップで雪を排除し、とりあえずこの場所から脱出しようと。
が、360度見回しても、どちらが道路かもわからない状態。
とりあえず、道路に出れば矢羽根(北海道の主要道路には左上方に信号機のような反射板が通常80mごとついている)を頼りになんとかなるだろうと考え、徒歩で出口を探しとりあえず道路へ。
しかし、矢羽根がまったく見えないのです。
昼間ですがハイビームにしても見えません。
というより、助手席側に目をやっても、ガードレールがあるのかないのか、路肩がどこまでか、道路の左車線を走っているのか右車線を走っているのかもわからないのです。
もし、対向から大型トラックが突っ込んできたら、これはさすがにヤバイと思いました。
こんな場所で止まることも転回することも命を捨てているようなものだし、こんなことなら、駐車場で吹雪が小康状態になるまで待ってればよかったと後悔。
なにも見えないなか、対向車が来ないことを祈りながら、最大表示したカーナビとカンを頼りに、湖岸区間をなんとか脱出すると、とりあえず路肩がどこまでかわかる状態になり、事なきを得ました。
後でわかったのですが、オホーツク国道が視界不良で通行止めになっていて、対向車が一台もこなかったのが幸運だったと。
サロマ湖から網走に向かう途中、3か所で追突事故処理も目撃し、もう少し起きるのが早かったら、あのようになっていたかなと思いました。
今まで経験した吹雪は、矢羽根ぐらいは見えましたが、ここは景勝地でバリアがなく、サロマ湖から強烈な暴風雪が吹きつけます。
やはり、自然の力はナメテかかったらいけませんね。
北海道最大の湖であり、琵琶湖、霞ヶ浦に次いで日本で3番目に大きく、湖に落ちる夕日の美しいことで知られる。 湖名の由来は、アイヌ語の「サル・オマ・ベツ」(ヨシが生える川)より。 オホーツク海の湾入部が堆砂によって海と切り離された海跡湖で、砂嘴の長さは25kmにも及び、植物の宝庫である原生花園となっている。 幌岩山山頂のサロマ湖展望台からは、サロマ湖を一望できる。 かつては恒久的な湖口を持たず、春になると湖口が開き、秋になると漂砂で閉塞していた。 湖水位の上昇を防ぐため、融雪期になると住民が湖口を開削していた。 1929年、湧別町の住民達が湖口を試削し、以降、湖口が開かれることはなくなった。
所在地: 北海道 北見市・常呂郡佐呂間町・紋別郡湧別町
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