中越家のしだれ桜

庄屋の名桜

吾川郡仁淀川町別枝の旧庄屋中越家の庭に植えられている樹齢200年以上のシダレザクラ。藩政時代、中越家は佐川領主であった深尾公の休憩地とされ、その場所に現当主の祖父にあたる信記氏が植裁したものと伝わる。

中越家のしだれ桜

中越家のしだれ桜について

基本情報

呼称
中越家のしだれ桜(なかごしけのしだれざくら)
樹種
江戸彼岸の枝垂桜
樹齢
伝承約200年 - 現地解説板。
樹形
幹直径0.64m、樹高10.3m、枝張15m - 現地解説板。
見頃
例年3月下旬から4月上旬頃
夜桜
ライトアップなし
駐車場
無料駐車場あり
所在地
高知県吾川郡仁淀川町別枝(標高495m)
開花状況
仁淀川町

概要

吾川郡仁淀川町別枝の名家中越家の庭に植えられているシダレザクラ。 庄屋であった中越家は、佐川領主であった土佐藩家老深尾氏の休憩地とされ、その場所に現当主の祖父にあたる中越信記氏が領主の花見のために植裁したものと伝わる。 藩政時代に植えられたサクラは、樹齢200年以上にもなり、県下有数の古い枝垂れ桜である。 また、土佐三大祭のひとつ「秋葉祭り」の環幸行列(練り)が立ち寄るコースにもなっている。

撮影後記

 平家の落人が創始したと伝わる「秋葉まつり」の秋葉神社の少し下手にある名家の一本桜です。 秋葉神社と云えば、私の故郷の浜松市に本宮があり、地元では台所に秋葉山の火防守護の御札を貼るのが定番です。 こんな土佐の遠地に勧請され、有名な祭りが行われているとは知りませんでした。
 サクラに関しては、四国では非常に名の通った名桜で、愛媛のナンバープレートも多く目に付き、県外からも花見客がやってくるようでした。 特に写真愛好家に人気のようで、カメラマンの割合が他に比べ異様に高い印象を受けました。 中越家の下に数台分の駐車スペースがありますが、日中だと満車の場合も考えられますので、大石家の下にある広い駐車場に止めて歩いていくのも良いと思います。 途中、ハナモモやレンギョウなども咲き、実に良いところです。
 なお、環境庁調査報告書に「泉のしだれ桜」(推定樹齢100年~199年、幹周3.2m、樹高15m、樹齢15m)というのが仁淀村に掲載されているのですが、これは長者地区の泉にある桜でしょうか? それとも、中越家の枝垂れ桜の別称? 調べても、それらしいサクラがヒットしませんでしたので、御存知の方がおられましたら教えてください。

更新履歴

2013年2月18日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

中越家のしだれ桜紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code