さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
この年の桜旅の初撮影地となった、記念すべき桜。
代々関所番を務め、秋葉まつりの前夜にはご祭司が宿泊される由緒ある旧家の庭に咲く一本桜です。
仁淀川町でも、愛媛に程近い岩屋川渓谷のある山間部に立っています。
3月中旬でしたが開花情報を見て、半信半疑で来ました。
まだ、夜も白み始めた薄暗いさなか、柳のように枝がしだれ、その先にまで白い花がついているさまを見て、救われました。
なにせ、数百キロに及ぶ遠路から徹夜で、はるばる走って来たのですから。
四国は、山間部と平地はあまり関係なく、単純に太平洋側の県は瀬戸内側の県より開花が早いようです。
土佐と伊予の国境に位置する当地は国境警備の要衝で古くから関所が置かれていた。 1632年、市川家初代が別枝岩屋口の番所役として着任し、番所制度が廃止される明治3年まで、代々市川家がその任にあたった。 当時から市川家には立派な枝垂れ桜があった。 現在の桜は2代目で、樹齢50年ほどで、樹高9メートル、根周り1.4メートル。 中越家のしだれ桜は、先代市川家のしだれ桜の子孫といわれる。 見頃は、例年3月下旬から4月上旬頃。
所在地: 高知県 吾川郡仁淀川町別枝岩屋
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