伊那三女ゆかりの桜

西岸寺のしだれ桜

「伊那三女ゆかりの桜」と称す樹齢400年のシダレザクラ大樹が、上伊那郡飯島町本郷の西岸寺に自立している。元文年間(1736~1741年)飯島に住む3人の才女が、この桜の歌を詠み合い、終日三女で花見酒に興じた。

伊那三女ゆかりの桜

伊那三女ゆかりの桜について

基本情報

呼称
伊那三女ゆかりの桜(いなさんじょゆかりのさくら)
別称
西岸寺のシダレザクラ
樹種
江戸彼岸の枝垂桜
樹齢
推定400年 - 平成19年 現地解説板。
推定300年以上 - 平成3年 環境庁調査報告書。
樹形
幹周3.8m - 平成19年 現地解説板。
幹周3.65m、樹高6m、枝張11m - 平成3年 環境庁調査報告書。
見頃
例年4月中旬頃
夜桜
ライトアップなし
駐車場
参拝者無料駐車場あり
所在地
長野県上伊那郡飯島町本郷1724(標高640m)

概要

「伊那三女ゆかりの桜」と称される推定樹齢400年のシダレザクラ大樹が、上伊那郡飯島町本郷の臨済宗西岸寺(せいがんじ)門前に自立している。 伊那三女とは、元文年間(1736~1741年)飯田の依田梅山に和歌を駿河の白隠禅師に禅を学んだ、本郷村の河野清(きよ)、桃沢亀(かめ)、それに七久保村の那須野さんである。 文政12年(1829年)刊の「信濃奇談」に三女が登場する。 本郷村の二女が、西岸寺の桜を眺め歌を詠んでいた。 それを伝え聞いた七久保村のさん女から「色も香も盛りと聞きし花にまたこと葉の花の色も添ふらん」という一首が二女のもとに贈られた。 二女はすぐに「吹く風に散らば惜しけん桜花はや来て見ませ咲きの盛りを 清女」「もろともに見てぞ嬉しきこの寺の花のむしろに来よまどゐせん 亀女」という返歌を遣わした。 さん女は早速、酒と肴を持参して尋ねゆき、終日三女で花見酒に興じたという。

撮影後記

 西岸寺境内には、飯島町指定天然記念物の「西岸寺のカヤ」も立っています。 シダレザクラの方は天然記念物には指定されていませんが、しかしながら飯島町で最も見ごたえのある名桜だと思います。 七久保にある慈福院が、西岸寺の和尚を請じて創建されたことから、慈福院のシダレザクラの親木という可能性もあるのではないでしょうか。
 そして「三女ゆかりの桜」の逸話も素敵です。 今でいえば、歌好きな三人娘が女子会を催しただけの話なのでしょうが、やれ桜木を地面に突刺したところ~やら等の後付的なベタな縁起より、こういった他愛のないエピソードの方がイイ。

更新履歴

2018年11月19日
初版をアップロードしました。

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